手の平の中に、世界はあった。

ガラケーって言葉も無かった頃の携帯電話ゲームとか昔のゲームとか、他なんやかんやを書き残しておきたい、そんなブログです

Vtuber【懲役太郎】に悩みを打ち明けることについて考えてみた、という話

 今回はタイトルを短めにしました(当社比)。

今までにみっちりと記事にする事2回、平沢進と並べて語る事1回とだいぶ好き勝手語ってきました。

 

nagaharu-gamer.hatenablog.com

 

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当初の予定では正直それで大体足りると思っていたんです。

とんでもねぇや全然足りなかった。

というのも、ここ数か月の太郎さんの活動として"本格的にお悩み相談をやっていきますよ"といった趣旨の話を口にし、実際とうとう『懲役太郎電話相談室』と銘打って開設し稼働させたんである。

 

 

実のところ、ファン・視聴者から悩み事を寄せられそれに答えるVtuberというのはもう存在しているにはいる。懲役太郎とお互い"心の友"と呼び合っている花魁Vtuberの由宇霧おねえさん(@oiran_yugiri)などはその最たる例だ。彼女は学校や社会で教えてくれない性のお悩みに寄り添い、性知識の認知を広めるべく啓発活動を行い続けている。

そういったVtuberとやる事は一緒なのだが、しかし、しかしである。あんまり他者と比べてどうこうと言うのは行儀が良くないんだけど言わせて欲しい。

そんじょそこらのVtuberがやっているファンからの相談や質問に答える・応えるのとは違う。違うのだ。

今回は「違うから尻込みも遠慮も要らないからとにかく利用してくださいお願いします」というある種の宣伝というのも兼ねて、そして実際にこの『懲役太郎電話相談室』を利用した体験から得たものも交えつつ話していきたい。

 

 

 

「こんなヘビーな悩み、話したらヒかれるかも…」を考えなくてもいいよ

 当然ながら一口に悩みと言っても色々ある。己の抱えるコンプレックス、人間関係の軋轢や摩擦、将来への展望……人の世に悩みは尽きない。そんな中でやっぱり「倫理や法律に触れるような悩み」だったり「人の生死に纏わる痛苦の話」だったり「センシティブ云々」だったりとあんまり誰彼と軽々しく言えないお悩み事というのをずっしり抱えてしんどい思いをしている人、というのは事実として存在している。この、「○○だからこんな悩み何処へも持って行けない」と思ってる人にこそ騙されたと思って1回利用してみて貰いたい、と自分は言いたいわけだ。

だって、皆さま今一度、【懲役太郎】のキャッチフレーズを思い出していただきたい。

 

"前科三犯、称呼番号893番、懲役太郎です"

 

はい。

…………これ超えられる????

今までの生放送などを追っているファンであれば解って貰えるかと思うが太郎さんの半生は壮絶、などという言葉で片づけるにはあんまりだろうという程に辛酸苦難を生き、ヒトの澱みの行きつく先、闇の奥の奥をその目で観測してきた、そういう人だ。

多分彼からしてみたら、子ほども年下の人間の、下手したら孫ほども年下かもしれない若人の悩みというものは刑務所の中で見聞きしたり自分で経験してきた事らと比較すればまだ充分受け止めて相手できる範疇の事であるのだ。

 

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例えとしてはこういう…こういう感じ…

 

 実際、ヘビーで誰にも話せない悩みの典型例と言える「犯罪関係の悩み」は寄せられて回答している例ももうある。

 

youtu.be

 

だから、「こんなキツい事話しても困らせるだけかも……」という人に対しては上記のような理由から大丈夫ではないかと思います、と言わせていただく。

 

あっ、万が一彼を超えるほどに重い人生の歴史を歩んだ人でも相談するに越した事は無いです。そうだから駄目って話では無いです。

 

立場は遠く、しかし心は近く親身に向き合ってくれる人

 実際【懲役太郎】という存在に悩みを持ちこむ人々を見ていて思ったのは、他人ぐらいの遠さの相手でないと相談できない内容というのはあるんだなあ、という事だった。

最たる例は「家族に関する悩み」である。一番身近な家族そのものが悩みの種になっている時点でもうつらい。じゃあ友人に……というわけにも簡単にはいかない。親しいからこそ己の恥部を晒したくないというプライドもあるし、必ず理解や共感を示してくれるとは限らないわけでそこから友情すら失われるかもしれないと考えてしまったらとても言えない、なんて人だって居るはずだ。

だからって単純にそれこそネットで検索して適当にお悩み相談しにお電話ください、なんて所を使いたいか?というとそういうわけでもない。勝手なイメージだがそういった相談事や占いなんかの類は汎用性の高いことを言ってお茶を濁されて終わりになるのでは?という心配、こっちは真剣なのに当り障りのない答えで返されたらかえって傷つくだけだからヤダ、という危惧があるわけだ。平たく言うと本当に他人へと相談してみたところでプラスになるとは中々簡単に信用できないって意味である。

 【懲役太郎】というコンテンツはそういったニーズに応えられる立場に居る。まずもって『シャバ』と『非シャバ』という立ち位置が遠さの対極、極致なわけだ。その『非シャバ』という遠さから肯定や否定をされると「そのような立場に居る人から見てさえそうなんだからそうなんだろうな……」という客観的な立ち位置と、50代のおじさんという年の功と豊富な人生経験に裏打ちされた納得感が得られるんである。

それでいて太郎さんは真剣な悩みに対して適当でおざなりな態度で対応する事は決して無い。この点は特に強く何度でも証言するから信じて欲しい。太郎さん自身が明言している通り"やるからには徹底的に"、"腹を括って覚悟して"事にあたる。それはこの電話相談室に対してもそうで徹頭徹尾有言実行している。し続けている。

どんな相談であっても太郎さんはまず1度しっかりとその頭の中に収めて考える。考えた上で相手を視て言葉を返す。ここが徹底しているのだ。全然わからない分野の質問だったりすれば太郎さんも人間なんで「さすがにちょっと解らないです」という返事が返ってくる事もあるだろうが、それでも一旦解らないなりに太郎さんなりに考えてはくれるのだ。

だから「誰々に相談した事もあったけど解って貰えなかった・まともに取り合って貰えなかった」「相談したところで何にもならないんじゃないか」と躊躇している人は1人のファンとして【懲役太郎】を観測し続けてこう解釈しているので頼ってみてはいかがだろう、と背中を押したい所存である。

 

悩みらしい悩みが無い?そのような理由で遠慮するのは勿体ない!

 この意見も何人かから見受けられたが、ただ話をするだけでもいいのでなにはともかくまず1回、と思うし実際関わりのあるツイッターのフォローをした人に対しては背中を押した。

というのも、実際電話相談室を利用してみて実感した事・考えた事はいくつもあって、そのうちのひとつとして言うと悩みが無ければ無いでこれは『実質自分1人だけのためのリアルイベントみたいなもの』という楽しみ方ができるとも言える。

なにせ究極のクローズドな場だ。電話相談室でのインタビュー記事(https://mato-liver.com/archives/6045)を見てもらうとわかりやすいが普段の生放送では聞けない立ち入った話を聞くことも可能である。聞くにしても敬意とかどれくらいなら大丈夫だろうとかのラインの見極めはした方が良いでしょう、という大前提はあって欲しいところだが。その辺は模ファン囚として気にかけていただけるとありがたいです。

 そういった動機で太郎さんと話すのもまた単純に楽しいというのもあるが、理由としてはもう一つある。

30分という時間があっと言う間だった程の高密度な話を聞いてついていくうちに不思議と《話すつもりではなかった事》がなんか背中を押されるようにしてぽんと言えてしまった、というのが実際自分が利用した際にあった。あったのだ。

なんだったんだろうねあの感覚。1つ弁明しておきたい事なんですけどあの時とんでもなく声が震えてんの聞いてたんだからそりゃバレてたとは思うんですけどあれはあれほど泣きそうだったというわけではなく自分の中で相当折り合いはついてる事なんだけど自分でも本当どうしたなんでこんな声って一番困惑してたのは私だから。そんな泣きたくなるような事でもないから。大丈夫だから。そこ本当信じてくれよおじさん。

言い訳おしまい。

何が言いたいかというとこういう自分で自覚していない心の擦過傷・わだかまり・汚れ・曇り・かさぶた・忘れ物、そういったものが見つかる事もあるよ、という事だ。

そうして見つかった「何か」が必ずしも良い事ではないから、「だったら怖いからちょっと……」と思った人もいるかもしれない。それでもなお自分はどうか躊躇わないで下さい、と言いたい。その見つかって掘り出されたものに対して向き合うのも取り出して捨てるのもまだ早いと埋め直すのも懲役太郎が責任をもってその場でケアしてくれるとは思うからだ。

だから軽い気持ちからの入りでいいので1度だけでもメールしてみて欲しいんである。きっと実りあるひと時になると、そういうものをくれる人だという利用者の証言を信じてくれるなら、なにとぞ。

 

『若者が社会や人間関係の諸々に裏で静かに潰されていく』のがもう嫌だよね

 これは特に【懲役太郎】と同業であるVtuberの皆さまに主張したい部分である。

現実の人間の10代・20代に相当する精神を持つVtuberが多いかと思われるが、そのような若い心がいくつもいくつも辛そうな心境を吐露し、しまいには失意や悲しみ、悔しさを滲ませながら引退の発表をするに至る様がVtuber界においては決して珍しくない事として散見される。

懲役太郎さんはその点に関して憤懣(ふんまん)やるかたないんである。太郎さんと電話で話す中で自分が改めて思ったのはVtuber界は良くも悪くも地下アイドル界隈と似通っている部分がある』という印象はやはり遠からずなのだという自論である。

表では楽しそうに歌って踊って遊んでとキラキラしているけれど裏で色々な努力や計画の積み重ねがあり、ファンに夢を見せ続けるために外野から受ける悪意もファンを名乗って押しつけがましい感情や意見をつぶけるような厄介な存在も業界内外の人間関係のしがらみも、全部全部飲み込んで裏っかわに隠してIdol(理想の偶像)を努めつづける。

耐えきれる限り。最期まで。

 

それを否と声も上げずに流していてはいけないでしょう、という話なんである。

Vtuberって、バーチャルリアルってもっと自由だし種族性別年齢立場は平等であるはずだ。それは「悩み」というものに対しても同じだ。Vtuberの演者であっても演者の存在にファンが救われるのと同じように平等に、演者側がもっと誰かや何かに救われてケアされるべきではないのだろうか?

事務所では大人では世間では手が届かない、それらでは解決できないと言うのなら"俺んとこ来りゃいいのに"というのが太郎さんの主張、提言なのだ。「そう言ってるんだけど中々来ないんですよねえ」などと流れ上冗談めかしたトーンで言っていたりもするがその信念は混じり気無く真剣なものだ。沢山の人生経験を積んで沢山の物事を見てきたおじさんにとって、若い命が苦しんだり摘まれていったりする事はとても厭な事で辛い事なんだろうと思う。

何より。【懲役太郎】と親しく関わりのあったVtuber【ゴルンノヴァ総統】の引退に対しての後悔が太郎さんにはあった。多分まだある。きっとその後悔はずっとどこかで残り続ける。できればもう誰も、自分と同じ轍を踏んで欲しくない。そういう想いもあるんだろう。

それらの想いに対して自分は「そうだな。まったくそうだ」と同意したい。

だからこの【懲役太郎電話相談室】がVtuber界にもっと認知され浸透して欲しいと思ってやまないのだ。太郎さんや協力者である俺太郎先生に相談することで1つでも1人でも解決を得て救われるならそれはVtuber演者のためになって、引退や休止を踏みとどまれたような事態になれば演者を追うファンも間接的に救いを得られる形になり、ひいてはVtuber界が担い背負う夢や希望が喪われずに済むという界隈全体の盛り上がりに水を差されずに済んで維持できる、という事にもなっていくのではないか。

そしてそうして実績ができたらそれは2人の、主に懲役太郎さんの想いは正しかったんだという証になって太郎さんにとっても良かったね、と言えるようなものになるのではないか。自分はそう思っている。そう信じている。

 

Idolと2人きりでみっちり電話で話せる時点で少々の悩みはなんかもう些事

 最後に何言いだすんだコイツって思われそうなんですがここは私が自由に使っても良い場所なので諦めて話に付き合って貰おうか。

今一度改めて宣言しておくと【懲役太郎】という存在に対しては『バーチャルキャラクターコンテンツ』としてはガチ恋というのが自分のスタンスである。シャバでデートをしてぇ人生だった。

そのような2次元を婿として扱う空想など造作もないオタクが電話で耳元ダイレクトに推しの声をみっちり聴ける30分などというありえん恵まれた状況を体感したらどうなるかは同じオタクの同志諸君であれば想像がつくかと思う。

 

↓以下読み飛ばしてもよし

収録された定型音源じゃない!!!!!期間限定でも無い!!!!!!!生きてる声が!!!!自分だけのために!!!!!喋ってくれるとかどういう事だよASMRなにするものぞこちとら生電話だよ生電話……どんだけすごい事かわかるでしょ?いいか落ち着いてよく聞いてくれ普通のアイドルは自分だけのために何分も時間を割いてはくれない。だってアイドルだから。何万何十万何百万のファンがいるから。それがなんと15分~30分の電話相談。自分ひとりだけのために。電話で話してくれるの。握手会とか有り難がっている場合じゃない。そんでもって内容の密度が濃い。再三言うけど太郎さんめっちゃくちゃお話してくれるよ。緊張してる暇さえないよだって耳元でな!!!!耳元で楽しそうに!!!!アイドルが!!!!!!!笑ってくれるんやぞ!!!!!こっちが話せば相槌打ってくれるし!!!!こっちが上手く話せなかったら無限に喋ってくれてまぁ~間をもたせるどころのレベルじゃないったらもう面白おしゃべりおじさん本当すごいなぁ!あーっいけませんそんなカワイイ事言っちゃ間違いが起きる!!!ファンとして引いてる心の一線にクるお茶目おじさん間近で聞いちゃ!!!!間違いが起きる!!!!!楽しそうな推しの実在で今日も生きるのが楽しくてしょうがないですありがとうございます!!!!!!ありがとうございます!!!!!!!

↑以上読み飛ばしてもよし

 

 ―――とまあこれくらいの感情があの夢のようなひと時を思い返せばすぐ出てくるんだからもうなんか無敵としか言いようがない。結局多少のレベルであれば「悩み」なんてのは「愛」の前には無力である。昔からそんなもんだと相場が決まっている。

「萌え」とか「良さ」で日々生きているオタクは悪い事は言わないから【懲役太郎】にハマって欲しいと常々思っているんである。ゲームに漫画にアニメにと筋金入りど真ん中のオタクと自覚して憚らないが今まで色んなコンテンツに触れてきた上で言える。こんなに想って報われるコンテンツもそう無い。この電話相談1回で数か月色々維持ができそうですありがとうございました。

ただ、ガチ恋勢だと良すぎてあんまり頻繁に摂取すると良くない血迷い方をしそうなので間隔は開けて己を律していきたいと思います。いや本当良すぎていけませんわ油断すると勘違いしちゃいそう。ピチピチの10代の頃とかじゃなくてよかった。

だからそういう感じで推しから元気を貰いに行く、というふわっとした需要というのでメールをしてもそれはそれで一つの「悩み」の解決法として正解だと思うので電話相談室からの公式の推しの供給で有体に言ってときめいて絶命してくれ、というのが当方の主張である。あともう単純に恋泥棒の罪増えて。桁上がるくらい増えて。

 

 ちょっとでも宣伝に貢献できたらいいなあ

 今回もどんだけ膨らますんだという字数になりましたがどうでしょう。相談……申し込むか!って人が1人でも出てくれたら幸いです。

今回は分析・考察ってよりもちょっとおこがましく「自分から見て太郎おじさんはこういうこと思ってるんじゃないかなあ」という代弁が多めになったような気がしているので次の電話相談でその辺どう?大丈夫かな?みたいな答え合わせのようなものも余裕があったらできたらいいなあ、などと思います。間違えた遠慮の無さ・甘え方になりたくはないので。

 

 最後に改めて申し込み先の記載された該当ツイート貼っておきます。

 

 

かように充実コンテンツであるこの電話相談室、精神的コストパフォーマンスとしては実質無料みたいなものなので1000円からとは言いますが是非にBOOTHみたいな追加ブーストも可能なシステムですので気持ちをこめてじゃんじゃかお布施されたらもっと嬉しいのでよろしくお願いします。

ウチも、頑張るからさ。